歯周病とは歯垢や歯石の沈着などが原因で、歯肉に炎症がみられ、歯を支えている骨が溶けてしまう病気です。 歯周治療は様々な治療がありますが、重度の歯周病に対して行われる歯周外科は切除療法といいまして、悪くなった病巣を摘出してしまう治療なのです。 ですから、いったん失われた歯を支える歯槽骨や歯根膜、セメント質といった歯周組織にとって大切なものは再生させることができませんでした。
しかし、近年それらの失われた組織を再生させることのできる方法が開発されてきました。 GTR法(組織誘導再生法)とエムドゲインという2つです。 前者は再生させたい場所を特殊な膜で遮断することで既存の組織を再生させるという方法です。この欠点は術式が難しいこととその膜が再生中に露出しやすいことがあります。 後者のエムドゲインは胎生期の歯胚内で分泌されるエナメルマトリクスタンパクを応用したもので、歯周外科後に歯根表面に塗布することで、歯根膜やセメント質などを再生させるものです。この方法は術式も簡単で現在では数多くの症例報告もあり、大変有効な方法です。
ただ、すべての歯周治療にに使えるかというとそうではなくて適応症を選択しておこなう必要があります。興味のあるかたはご相談ください。
2013-12-18 10:57:36
コラム