キシリトールという言葉はほとんどの方が耳にしたことがあると思います。最近キシリトール入りのガムなどが販売され、虫歯予防に効果があるものとして注目されています。で、なぜキシリトールが虫歯予防になるのでしょうか? 虫歯とは口の中の虫歯菌が食物の中の糖分から酸を産生し、その酸によって歯が溶けてしまう病気です。キシリトールは虫歯の原因菌を含め、口の中にある細菌によって利用されない単糖アルコールです。さらに代替甘味料やプラーク抑制作用といった虫歯菌に対して活動を抑える作用を示します。他の糖アルコールと同様、エナメル質の初期脱灰部に再石灰化をもたらします。甘味料はショ糖と同程度で味覚もよく。口の中にいれた時の清涼感は強いと考えられます。 以上のような点からするとキシリトールは優れた代替甘味料ですが、摂取しすぎると腹部不快症状をもたらすということに配慮が必要ですのでご注意ください。
また、キシリトール100%以外のものはキシリトール以外に通常の糖も含まれていることが多いためその効果が半減してしまうこともあるので、注意が必要です。
2013-12-18 09:47:56
コラム