歯ブラシの力が強すぎると歯と歯肉の境目の表面(エナメル質)が削れて、中の象牙質が口腔内に露出することがあります。 また、歯周病などで歯肉が下がっても同様のことが起こります。
象牙質の中には象牙細管という小さな管があり、これは歯の神経(歯髄)と繋がっています。 ここに刺激が加わると簡単に象牙細管から歯髄に伝わり、痛みやしみる感じがでます。
これを知覚過敏といい、明らかな虫歯はありません。中高年者に非常に多く見られる症状です。これに対しては様々な治療法があります。
知覚過敏の治療法って?
1.露出した象牙質の表面に薬を塗ってコーティング層をつくる。(3~4回は塗らないと十分なコーティングができない)
2.象牙質が露出した部位をレジン(プラスティック)で詰める。
3.フッ素を塗布することで効果が出る場合もある。
4.症状が落ち着かない場合は神経をとらなくてはならない。
症状によっては非常に直りにくいことが多いようです。
知覚過敏になったからといってブラッシングを怠るとますます悪化していきます。 軟らかめの歯ブラシでぬるめの水を使ってブラッシングを行ってください。
2013-12-18 14:28:50
まめ知識