1. 神経の治療を中断すると? 細菌や腐敗産物で汚れた根管(歯の神経が入っていた管)を清掃消毒し、薬で隙間なく封鎖する処置が根管治療です。この根管治療を途中で止めてしまうと、根管内が再び細菌に感染したり、口腔内の汚れで汚染されてしまいます。 そして、そのまま放置しておくと、根の先に出来た病巣(根尖病巣)が大きくなってしまったり、むし歯が根の方向に進行してしまい、本来なら抜かなくてもよい歯を抜くことになります。 また、根の周囲が膿んで強い痛みが出たり、大きく腫れたりすることもよくあります。しっかりと最後まで治療を受けないとさらに病気を進行させる結果になってしまいます。
2. 歯を抜いたまま中断すると? 歯を抜いた後の処置は、翌日の洗浄、消毒、さらに傷が治ってからの補綴処置(ブリッジ・入れ歯など)が必要になります。洗浄・消毒は抜歯後の感染予防や、傷の治り具合の確認などのために必要です。 また、抜歯によってなくなった歯を入れる、補綴処置の目的は ・審美性の回復 ・咀嚼や発音機能の回復 ・隣の歯や、噛み合わさる歯の位置を保つ などです。 抜歯の後も最終的な補綴物がしっかりと入るまで、治療は続きます。途中で中断することは、歯や顎、全身的にもマイナスの結果を招いてしまいます。
3. 削って型どりしたまま中断すると? むし歯などで歯を削った後は、クラウンやブリッジ、詰め物を作るために、型を取ります。その型を元にして補綴物を製作するわけですが、通常約一週間ほどの製作期間が必要です。出来た補綴物は患者様ひとりひとりに合わせて作ったオーダーメイドのものです。 また、適合性は非常に精密に出来ており、歯との隙間が生じないようになっています。そのため、型を取ってからあまり多くの日にちが経ってしまいますと、装着時に調整が大変だったり、入らなくなってしまう場合もあります。 さらに、長時間放置すれば再びむし歯になってしまったり、歯並びや噛み合わせに狂いが出てきてしまいます。 型を取った次回の診療約束は出来るだけ守るようにしてください。また、長時間放置してしまった場合でも、出来るだけ早く受診するようにしてください。
・抜歯、切開、手術後の注意は必ずお守りください。 ・治療の途中で来院をやめてしまうと、病状を悪化させることになります。最後まで治療することを心がけてください。 ・長い間歯の健康を保つために、治療終了後も定期健診を行うことが大切です。
2013-12-18 10:07:47
コラム