タンポポは英語でdendelion(ダンディライオン)といいますが、フランス語ではdent-de-lion(ダンドリオン)というほぼ似た言葉なのです。実は英語はこのフランス語からきています。このフランス語は「ライオンの歯」という意味のdent de lionを単にハイフンで結んだだけですが、おそらくタンポポのギザギザした花や葉をライオンの歯に見たてて命名されたのでしょう。そういった意味で、このネーミングっていうのはすごくユニークだと思います。
ところで「歯」を意味するフランス語のdentは次のような英語にも含まれています。
・dental(alは形容詞を作る接頭辞) → 歯の ・dentist(stは人を表す接尾辞) → 歯科医師 ・indent(in = ~に) → ~にギザギザをつける ・trident(tri = 3) → 三又の ・denture(ureは集合体を表す名詞を作る接尾語) → ひとそろいの歯=入れ歯(義歯) ・dentifrice(frice=こする) → 歯みがき
このようにたくさんの言葉があるのには、びっくりですね。
2013-12-18 10:24:40
コラム